サッカーのオーストリア1部・LASKリンツに所属するFW中村敬斗（22）について、中国ポータルサイトの網易に2日、「リーグ戦10試合で6ゴール3アシストの活躍を見せているのにまだ国家代表選手ではないことに驚き」とする記事が掲載された。

記事は、LASKリンツについて、今季リーグ戦10試合で5勝4分け1敗（勝ち点19）と好調で、その立役者になっているのが、得点ランキングとアシストランキングで現在ともに3位につけている中村だと紹介。昨シーズンのリーグ戦でも、22試合のうち13試合でスタメン出場し、6ゴール1アシストを記録したと伝えた。

また、LASKリンツは中村にとって欧州で4クラブ目となるとし、ガンバ大阪からオランダ1部のFCトゥウェンテに期限付きで移籍し、ベルギー1部のシント＝トロイデンVV、オーストリア2部のFCジュニオールを経て、21年8月にLASKリンツに完全移籍したことにも触れた。

記事は、中村がこの2シーズン活躍を見せているにもかかわらず、前回日本代表に招集されたのは3年前（2019年）のU-20ワールドカップで、それ以来、U-21代表にもU-23代表にも呼ばれていないのは驚きで、年齢制限のないA代表招集は言うまでもないとした。

また、世界のサッカー界は世代交代が進み、2000年代生まれの選手がたくさん舞台に上り始め、中国サッカーに新たな力が不足する中、日本サッカーは次世代を担う優秀な選手が続々と欧州に「出征」すると同時に活躍する選手に事欠かないとも伝えた。（翻訳・編集/柳川）