「羊了個羊」が爆人気、ミニゲームが今後のトレンドに?―中国

人民網日本語版    2022年10月2日(日) 22時30分

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WeChatのミニゲーム「羊了個羊」がネットで大人気だ。

微信(WeChat)のミニゲーム「羊了個羊」がネットで大人気だ。原稿執筆時点で、微博(ウェイボー)の「羊了個羊」のハッシュタグがついた話題の閲覧回数はのべ31億7000万回に上り、「羊了個羊」の公式微博では9月13日から16日までの間にサーバーダウンが6回起きたという。羊城晩報が伝えた。

この「そろえて消す」系の暇つぶしゲームでは、プレーヤーは画面上部にあるアイテムを下部にある枠に入れ、3つそろえて消していく。アイテムが7つ入る枠をいっぱいにしないで、アイテムを全て消せばステージをクリアできる。第2ステージが非常に難しいこと、地域別の対抗戦にしたこと、グループチャットに情報を発信するとツールが手に入ることから、夢中になってやめられなくなる人が続出している。

調査会社の企査査がまとめたデータによれば、同ゲームを開発した北京簡遊科技は2021年1月の設立で、「羊了個羊」のソフトウェア著作権をすでに登録している。同ゲームがリリースされたのは6月13日、登録が認定されたのは7月29日だ。しかし国家新聞出版署のサイトでこのゲームの出版物コードは確認できていない。

これまでに「旅かえる」、「跳一跳」、「合成大西瓜」などのミニゲームが一世を風靡した。ミニゲームはなぜ依存性があるのか。ミニゲームはゲーム産業のトレンドになるのか。データサービス会社の易観分析の文化消費業界担当の廖旭華(リャオ・シューホア)シニアアナリストは、「ミニゲームが中国で大規模に発展するようになってから4年がたち、今後も一部の人気ゲームが育つだろう。ミニゲームにはすぐに遊べるという特徴があって広がりやすい。ゲーム産業全体ではまだ小さな存在で、小規模チームが生き残るための道に過ぎず、中型・大型企業が投資をしたり注目したりすることはないため、ゲーム産業のトレンドになることはない。しかし、これからも引き続き爆発的人気のミニゲームが登場することは確実だ」と述べた。

廖氏はゲームの著作権の問題について、「世界のミニゲーム市場はすべて模倣が中心で、ほとんどのミニゲームの制作チームは市場とSNSの話題を持続的に観察して、既存のゲームを学び、いろいろに組み合わせて、開発・テスト・バージョンアップをスピーディーに進めている。1つのゲームがリリースされるまでわずか数日で、フィードバックのデータが思わしくなければ思い切って配信を停止する。ミニゲーム市場の生産サイドにおける最大の特徴は、模倣と組み合わせ、ペースの速いバージョンアップ、データによる方針決定だ。世界中のどこでもそうであり、中国でも他の国でも変わらない。今はまだ権利を侵害するケースがあまり見受けられないが、著作権の『表現を保護するものであり、アイデアを保護するものではない』という原則と関係があるとみられる」と分析した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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