中国の俳優タン・ジェンツー（檀健次）が、このほど再び話題になった自身の身長について、バラエティー番組で前向きに語っている。

今春配信された初主演ドラマ「猟罪図鑑」で人気急上昇したタン・ジェンツーだが、この作品で共演した俳優ジン・シージア（金世佳）は189センチと大柄なことで知られており、公称174センチのタン・ジェンツーとの身長差が注目された。さらに今月、主演ドラマ「很想很想你」のクランクインセレモニーで、共演者の女優ジョウ・イエ（周也）と並び立った時、168センチと紹介されるジョウ・イエと差を出すためか、厚底スニーカーを履いていたことも話題に。中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では「タン・ジェンツー　ヒール」がトレンドワードの上位に登場した。

このほどバラエティー番組「你好、星期六」に出演したタン・ジェンツーは、身長がたびたび話題になることをよく知っていると語り、「長くこの世界にいて、さまざまな理由でチャンスを失うことはあったものの、身長が原因で拒まれたことはない」とコメントしている。

また、タン・ジェンツー自身も身長の問題についてドラマの制作会社に対し、「何か支障があるのでは？」と過去に質問したことがあると明かしている。戻ってきた回答は、「もし身長が問題であれば、最初から出演を打診していない」というもので、「俳優は演技のことだけ考えてくれたらいい。もしあなたが望むなら、撮影方法など技術面でできるだけ希望に応じる」と答えをもらったことを自ら語っている。

現在、若手俳優は身長180センチ超えが当たり前となっているが、タン・ジェンツーの話題についてネットでは、「演技力では抜きん出ている」と評価する声も多く、また170センチ台前半のアンディ・ラウ（劉徳華）やトニー・レオン（梁朝偉）などといった名優たちが息の長い活躍を続けていることで、「偉大な先輩を目指してほしい」といったエールも集まっている。(Mathilda)