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2007年6月20日、重慶市栄昌県を流れる瀬渓河の養殖場では、大量死した魚の処理に追われている。上流から流れてきた汚水が原因と見られるが、詳しい原因は現在調査中だ。
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2007年6月20日、重慶市栄昌県を流れる瀬渓河の養殖場では、大量死した魚の処理に追われている。
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養殖場の経営者・張洪森(チャン・ホンセン)さんによると、発端は18日午後に上流から流れてきた白みがかった汚水だという。同日夕方には養殖場の魚が死に始めた。19日にも同様の汚水が再び養殖場を襲い、魚の大量死が発生したという。***
張さんは今年2月に、4万元(約64万円)を投資して14の養殖網を設置した。4トンの収穫、20万元(約320万円)の出荷を見込んでいたというが、謎の汚水の影響で魚はほぼ全滅したという。付近には27戸の漁民が合計で200以上もの養殖網を設置している。今回の事件で80トンもの魚が大量死し、その被害額は40万元(約640万円)を超えると見られている。
河川の水質を守るため、県は養殖網の設置を禁止したばかりで、今年6月30日が撤去期限だった。農民たちは最後の水揚げの準備に取りかかっていたところだったが、思いもよらぬ被害に衝撃を受けている。上流から流れてきた汚水については、現在関係部門が調査中だ。(翻訳・編集/KT)
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