27日に行われた安倍晋三元首相の国葬で、テレビ東京が相変わらずの独自路線を貫いたと中国のネット上でも話題になっている。

同日は、NHKのほか民放各局が安倍氏の国葬を生中継で放送する中、テレビ東京は5分間のみ特番として国葬関連の放送を行った後、通常通り「午後のロードショー」で米国の映画「ベートーベン」を放送した。なお、国葬はネットの「テレ東BIZ」でライブ配信した。

テレビ東京の独自路線は中国でもたびたび話題になっている。中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では、ある日本在住のブロガーが「NHK：安倍晋三国葬、日本テレビ：安倍晋三国葬、テレビ朝日：安倍晋三国葬、TBS：安倍晋三国葬、フジテレビ：安倍晋三国葬、テレビ東京：少女と犬（ベートーベン）」と投稿。

そして、「自分を堅持し、微動だにせず、泰山前に崩るるとも色変せず（泰山が目の前に崩れてきても顔色を変えない）。これぞテレビ東京だ」とつづっている。

中国のネットユーザーからは、「笑った」「平常運転」「本当に清流のよう（にただただ流れている）」「（テレ東が放送しないということは）つまり大ごとじゃないってことだ」「テレ東のスタイルは永遠に他とは一線を画す」「どのみち他局はみんな国葬を放送してるんだから視聴者に別の選択肢を提供するのは良い」「好感度満点」「テレ東、大好き」「自らを貫き通し、絶対に妥協しない！称賛」といった声が寄せられている。（翻訳・編集/北田）