村上春樹、ノーベル文学賞受賞者予想ランキングで9位―中国メディア

Record China    2022年9月28日(水) 17時0分

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27日、英国のブックメーカーによる今年のノーベル文学賞受賞者予想で、村上春樹氏が9位にランキングされていると複数の中国メディアが伝えた。

2022年9月27日、新浪新聞などの中国メディアは、来月6日に発表が予定されている今年のノーベル文学賞について、英国のブックメーカーが公開した受賞者予想ランキングで日本の村上春樹氏が9位に入っていることを伝えた。

記事は初めに「毎年ノーベル文学賞発表の時期が近づくと、『今年の受賞者は誰か』の予想が大きな話題になる」として、英国のブックメーカー「ナイサー・オッズ」が毎年発表している受賞者予想ランキングを「欧州の伝統的な風物詩」に例えた。このランキングには国際的な文学賞を数多く受賞してきた日本の村上春樹氏が9位に入っており、「このランキングで上位に入った作家たちは、受賞を逃して単なる『並走者』に終わることが多い。今年は『並走者のジンクス』から解放されるのか」と述べた。

中国では村上春樹の人気が非常に高く、毎年ノーベル賞発表の時期が近づくと、日本国内と同様に「今年こそノーベル文学賞を受賞するかもしれない」と注目を集めている。英ナイサー・オッズ社の受賞者予想ランキングにおいて、村上氏は20年には3位、21年には6位に入っているが、いずれも受賞を逃している。

記事は「06年に村上氏が代表作『海辺のカフカ』で、チェコの国際文学賞である『フランツ・カフカ賞』を獲得してから15年が過ぎた。同賞の獲得当時は、オーストリア人作家のエルフリーデ・イェリネクや、英国人劇作家のハロルド・ピンターのように、村上氏も一気にノーベル文学賞を受賞するのではと予想されていた」「だが現実には、『風の歌を聴け』『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』『海辺のカフカ』などの人気作で日本の文学界にハルキストブームを起こしたにもかかわらず、村上氏は受賞に至っていない」と説明した。

22年の英ナイサー・オッズ社の受賞者予想ランキングでは、1位がインド出身の英国の作家、サー・サルマーン・ルシュディー氏、4位に「ホラーの帝王」こと米国人作家のスティーブン・キング氏が入っている。中国人作家の中では「中国のカフカ」と呼ばれる中国人女性作家の残雪(ツァン・シュエ)氏の25位が最上位だった。

この記事に対し、中国のネットユーザーからは「村上春樹は毎年本を出版してるのか」「無冠の帝王だ」「村上さんも年を取った。古希か」「(読者は)村上さんが受賞するかを父親より心配してるんじゃないか」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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