中国国営の中央テレビ（CCTV）のニュースサイト・央視網は26日、「ゴキブリ1匹は1年で1000万匹に繁殖する」と報じた。

央視網は「ゴキブリはなぜ絶滅させられないのか」とした上で、その主な理由を二つ挙げた。一つは食に関することで、「ゴキブリは甘い物や油分を多く含んだものを好んで食べるほか、紙や糊、石鹸なども食べる。彼らの消化能力は非常に強く、飢餓への耐久力も強い」と説明。「米国のチャバネゴキブリは水さえあれば3カ月は生存できるとされている」と伝えた。

もう一つは繁殖力で、「ゴキブリの卵の外殻は非常に良好な保護作用を果たしており、一般的な殺虫剤では効果はない」と指摘。「ドイツのゴキブリは温度や湿度が適切で、エサも豊富にある環境下では、1年間に約1000万匹にまで繁殖し、巨大な家族を形成するとされている」と説明した。

中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では「ゴキブリ1匹は1年で1000万匹に繁殖する」がトレンド入りするほど注目を集めており、ネットユーザーからは「1000万匹…」「怖すぎる」「家でゴキブリ1匹見つけたら…（裏に何匹もいる）って言うもんね」「なんて恐ろしい繁殖力」「2年目を考えてみよう。1000万×1000万」「それよりも駆除の仕方を教えてほしい」「蚊、ネズミ、ゴキブリは絶滅してほしい」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）