「遼寧」就役から10年、中国海軍は3空母時代に―中国メディア

人民網日本語版    2022年9月27日(火) 15時30分

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中国海軍は3空母時代に入った。

2012年9月25日の空母「遼寧」の就役によって、中国海軍は初めて自らの空母を保有し、中国の空母時代が幕を開けた。2022年6月17日には、中国3隻目の空母「福建」が進水し、命名された。これは中国が全く独自に設計・建造した初のカタパルト式空母であり、平らで長い飛行甲板を持ち、電磁式カタパルトと制動装置を備え、満載排水量は8万トン以上に達する。「遼寧」・「山東」の就役、「福建」の進水によって、中国海軍は3空母時代に入った。中国新聞網が伝えた。

■発展し続ける中国の空母事業

「艦体が動き、戦闘機を搭載」する段階から常態的な遠洋航行の段階へ、単一のシステムとプラットフォームを運用する段階から艦隊システムを統合する段階へ、近海での試験の段階から遠洋での実戦的展開の段階へと、この10年間、中国の空母事業の発展は多くの成果を挙げている。

2016年末、「遼寧」は初めて第一列島線を突破し、西太平洋で遠洋訓練を実施。2017年1月、「遼寧」空母艦隊は台湾海峡を通過し、南シナ海で海区を跨ぐ訓練・試験任務を遂行。2020年12月、「山東」空母艦隊は台湾海峡を通過して、南シナ海海域で訓練を実施。2021年4月、「遼寧」空母艦隊は台湾周辺海域で訓練を実施。2021年5月、「山東」空母艦隊は南シナ海海域で訓練を実施。2022年5月、「遼寧」空母艦隊は西太平洋海域で遠洋での実戦的訓練を実施。中国の空母艦隊の航跡が延伸し続けるのを、人々は目の当たりにした。

そればかりか、現在の空母艦隊は「遼寧」就役当初と比べて大きく変化し、大型総合補給艦、052D型ミサイル駆逐艦、1万トン級の055型駆逐艦が相次ぎ加わった。これらの変化は、中国海軍のモデル転換の加速を鮮やかに映し出している。

「福建」の進水により、中国の空母はスキージャンプ式から「電磁+カタパルト式」へとさらに進化し、多くの熟練した空母乗組員が再び新たな持ち場に就き、さまざまな関連装備の開発も予定通り進んでいる。中国海軍の空母時代において、新たな物語が生まれつつある。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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