中国中央テレビ（CCTV）のニュースサイト・央視財経は、トヨタ自動車がロシアでの生産終了を発表したことについて、「ロシアでの販売も終了か」と報じた。

トヨタは23日、サンクトペテルブルクでの生産事業を終了すると発表した。記事は「ロシア・ウクライナ紛争の影響で、トヨタは今年3月からサンクトペテルブルクにある工場で必要な部品が調達できず、操業を停止している」と説明。「生産再開に向けた準備を進めてきたが、足元の情勢の不確実性から現地での生産活動を終了し、工場を閉鎖することを決めた」と報じた。

また、「同社は今後、ロシアで新車の販売も行わないと報じられているが、所有者へのアフターサービスは続ける方針だという」としたほか、「欧州ビジネス協会によると、今年1～8月のロシアでの同社の販売台数は69％急落し1万9000台になったが、同社はロシアでの販売は世界規模ではごく一部に過ぎないとしている」とも伝えた。（翻訳・編集/北田）