中国政府がマカオに贈ったパンダ「心心」が息を引き取る―中国メディア

Record China    2014年6月24日(火) 19時52分

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22日、中国政府からマカオに贈られた雌のパンダ「心心」が救急救命措置の甲斐なく死亡した。写真は「開開」と「心心」。

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2014年6月23日、央広網によると、マカオ特別行政区政府民政総署(マカオ民署)は22日夜に記者会見を開き、中国政府からマカオに贈られた雌のパンダ「心心」が同日夜、救急救命措置の甲斐なく死亡したことを明らかにした。

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マカオ民署の獣医が今年5月末、路環石排湾郊野公園のジャイアントパンダ館で飼育されている2頭のパンダ「開開」「心心」の定期健康診断を実施した際、「心心」の血液検査指標のうち、腎臓機能指標が正常範囲ではないことを発見した。当時、「心心」には異常症状は一切見られなかったが、運動中にスムーズに動けない時があった。

そこで、民署管理保護チームは成都パンダ繁殖育成研究基地の専門家チームをマカオに招き、「心心」に対する一連の精密検査を共同で実施した。検査の結果、腎機能に問題があることが見つかった。

話し合いの末、「心心」の治療計画が定められた。1週間の治療で病状はやや良くなったが、2週間前に発情期に入ったため、食欲が落ち、活動量がぐんと増えた。

「心心」は一時もじっとしていられず、極めて敏感に反応した。食べ物と水分の摂取量が落ち続けたため、腎臓機能が急激に低下し、ショック症状や尿毒症の症状が現れた。

6月22日午後8時18分、緊急救命措置の甲斐なく、「心心」は死亡した。死因は急性腎不全と出血性大腸炎と初期診断された。民署は成都専門家チームとともに、死因の最終確定のため、さらに詳しい検査を進める方針。

一方、雄パンダ「開開」は体調万全で、民署管理保護チームと成都専門家チームは今後も引き続き「開開」の健康状態をモニターする。ジャイアントパンダ館は当面閉館される。

ジャイアントパンダ「開開」と「心心」は、マカオの中国返還10周年を記念して、中国政府からマカオに友好の象徴として贈られた。2頭がマカオに贈られた2010年から現在までに、延べ50万人が2頭を観るためにジャイアントパンダ館を訪れた。2頭のうち、「開開」は2008年8月4日生まれのオス、「心心」は2008年7月26日生まれのメスだった。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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