中国にコロナ対策「出入国規制」を緩和の動き、国境地帯の「双方向観光」の規則案を発表

Record China    2022年9月24日(土) 22時0分

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中国政府・文化観光省が陸上の国境を通過した外国人観光団体受け入れと、自国民の観光団出国についての規則案を発表した。中国は出入国の規制を段階的に緩和している。写真は中国とベトナムの国境地帯。

中国政府・文化観光省は19日、国境地帯を目的地とした外国人の観光団体受け入れと、自国民の観光団出国についての規則案を発表した。

文化観光省が発表した発表した規則案は「辺境旅遊管理弁法(国境観光管理弁法)」の名称で、「国境観光」を、「条件に合致する旅行会社がわが国及び隣接国の国民を組織及び受け入れ、団体方式により指定する国境出入国所から出入国し、双方政府が取り決めた国境地域及び期限内に行う観光活動」と定義した。

同弁法制定の目的は「国境地域と隣接国の国境地域との協力を強化し、国境観光の発展を促進し、特色のある国境観光目的地を構築すること」とした。つまり、陸上の国境を通じて中国に入国する団体観光客と中国の隣国に出国する中国人団体観光客の両方を念頭に、観光業の活性化を狙ったものということになる。

また、同弁法は「修正意見募集稿」と位置づけられた。中国当局がしばしば採用する方法で、寄せられた意見を参考に一定の修整が加えられる場合がある。

具体的な観光団体の実現については、省レベルまたや市や県のレベルの地方政府が外国側と協議しつつ作業を進めるが、最終的には中央政府・文化観光省の承認が必要とした。また、旅行を扱う旅行会社は、地方政府に申請して許可を得ねばならない。

中国は陸上で14カ国と国境を接している。そのため国境地帯の観光業は、隣接国や中国にとって大きな産業資源として成長してきた。しかし中国は新型コロナウイルス感染症の発生以来、長期にわたって出入国を、特に観光目的の出入国を世界的に見ても最も厳しく規制し続けている。今回の規制案発表は、中国が他国に追随して、関連政策を緩和する兆しとの見方が出ている。

中国の出入国管理については、過去数カ月で国際航空便の運航を再開したり、すでに有効な居留許可を取得した外国人学生の入国を認めるなどで、段階的に緩和してきた。また、入国した人の隔離要件を緩和するなどの動きも見られた。

一方で、「国境を越えた観光旅行の回復」については、新型コロナウイルス感染症の状況次第と指摘する専門家もいる。中国旅遊研究院国際研究所の楊勁松所長は、「回復するとは思うが、いつになるかは見通せない」、「感染症の状況と抑止効果による。政府観光部門だけで決定できるものではない」と述べた。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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