集合住宅の1階に葬儀店、反発する住民らが取った行動は―中国

Record China    2022年9月24日(土) 19時0分

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21日、中国・山東省棗荘市のある団地の1階で死装束や遺骨入れなどを販売している葬祭店が複数の不動産のオーナーからボイコットを受けた。

2022年9月21日、中国・山東省棗荘市のある団地の1階で死装束や遺骨入れなどを販売している葬祭店が複数の不動産のオーナーからボイコットを受けた。

動画系メディア・沸点視頻が22日付で中国のSNS・微博(ウェイボー)上に掲載した動画では、複数の人が葬祭店の入り口に大きなごみ箱を持っていき、ごみをまき散らしている。また、その周りを大勢の人が取り囲んでいる様子も映っている。


店主の馬(マー)さんは警察に通報し、調停が行われている。馬さんは、「外装工事が終わったところで手続きも整っているのに、オーナーたちが強硬な態度で開店を認めてくれないため、開店できていない」「オーナーたちは遺骨入れは縁起が悪いと感じている」と語っている。さらに、「看板の『遺骨入れ』の文字を消し、骨つぼを売らなくてもいい」と譲歩したが、一部のオーナーは同意せず、めでたい内容の看板に変えてほしいとしており、現在も調停が進められている。

中国のネットユーザーからは、「店主は正常に商売をしたいだけなのに」「普通の商品で、何も不吉ではない」「もしかしてオーナーたちは不死なのか?(笑)」「そんなことをするなら一生遺骨入れを使わないでね」「誰もが最後には遺骨入れにお世話になるでしょう?」「騒ぎを起こしている人たちは、自分が死ぬ日のことを考えてないの?誰も死体を回収して(骨を納めて)くれなかったらどうするの?」「こんなに過激になる必要はない。よく相談したらいいのに。店主は譲歩もしているのだから」などの声が上がった。(翻訳・編集/刀禰)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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