中国西部、チベット自治区の中心地・ラサと中国南部の広西チワン族自治区・北部湾の港を結ぶ鉄道海上共同輸送列車が18日、北部湾の欽州港東駅を出発し、ラサ市西駅に向かいました。

これは中国西部の「陸海新ルート」（陸路・海上航路の新たなルート）輸送ネットワークから発車した初の「北部湾-チベット」鉄道海上共同輸送列車の運行となりました。

欽州港東駅の黄江南駅長は、「列車の貨物は12〜14日間でラサ西駅に輸送され、最終的にネパールに到達する予定だ。従来の海上輸送に比べて20日ほど短い日程となる」と紹介しました。

欽州北部港湾サプライチェーン有限公司の季飛副総経理は、「チベットの観光業が盛んに発展しているため、生活必需品への強い需要がある。貨物列車が開通すれば、中国南部のより多くの食品や日用品がチベット自治区や南アジア諸国に到着することになる」と話しました。（提供/CRI）