中国産キムチが韓国の食卓を救う?―中国メディア

Record Korea    2022年9月22日(木) 7時0分

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韓国の華字日刊紙の亜洲日報は16日に掲載した記事で、韓国で白菜価格が高騰し、中国産キムチが救世主になっていると報じた。

2022年9月20日、中国メディアの環球時報によると、韓国の華字日刊紙の亜洲日報は16日に掲載した記事で、韓国で白菜価格が高騰し、中国産キムチが救世主になっていると報じた。

今年の夏は高温や豪雨、台風などの影響で農作物の価格が高騰しており、韓国人のソウルフードであるキムチも上半期の値上げに続いて、今後も値上がりするとみられている。

韓国農水産食品流通公社が発表した農作物流通情報によると、14日時点でのデータで、白菜の卸売価格は10キロで3万4240ウォン(約3500円)を記録し、価格が昨年の2.3倍に、1カ月前の2倍にまで値上がりした。韓国政府は中秋前の3週間で市場向けに白菜の備蓄を1万トン増加したが、値上がりの勢いを抑制することができていない。市場ではもともと白菜価格は中秋前には安定すると予想されていたが、むしろ価格は上昇を続けている。

韓国食品大手の大象はこのほど、10月1日から「宗家府」キムチの価格を平均で9.8%値上げすることを発表し、同じく韓国食品大手のCJ第一製糖もこのほど、「bibigo」キムチの価格を平均で11%値上げした。韓国では消費者が価格の上昇やキムチの供給不足を懸念してキムチの買いだめに走る様子が見られ、一部のサイトでは8月からキムチが買い占められているという。

キムチの価格が上昇し続ける中で、比較的に安い中国産キムチが輸入量を伸ばしている。韓国関税庁の貿易統計によると、今年1-8月、韓国の中国産キムチの輸入額は前年同期比27.6%増の1億9860万ドル(約211億6400万円)で、特に8月は大きく増加し、前年同期比41.1%増の1337万6000ドル(約19億1370万円)に達した。韓国関税庁は中国産キムチの輸入が今後も拡大を続けると予想している。(翻訳・編集/島野)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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