中国サッカーでまた珍事、主審がなぜかVAR拒否=「理解不能」「正常な審判はいないのか」

Record China    2022年9月14日(水) 21時0分

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中国のスポーツメディア・新浪体育によると、サッカーの中国スーパーリーグの試合で、主審がVARの進言を拒否する一幕があった。

中国のスポーツメディア・新浪体育によると、サッカーの中国スーパーリーグの試合で、主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の進言を拒否する一幕があった。

13日に行われた同リーグ第18節の広州VS広州城の「広州ダービー」の39分、相手ペナルティーエリア内に進入した広州城のFW宋文傑(ソン・ウェンジエ)が切り返すと、防ごうとスライディングをした広州のDF呉少聡 (ウー・シャオツォン)の右足がかかり、宋は転倒した。しかし、すぐ近くで見ていた艾堃(アイ・クン)主審はファウルを取らずに試合を続行させた。

問題のプレーのスロー映像はテレビ中継でも流された。決してきわどいものではなく、呉の足が宋の足に接触していることは明らかで、実況のアナウンサーも「引っかけてますね」とコメントした。その後、VARから艾主審に映像を確認するよう連絡が入ったようだが、なぜか艾主審はリプレイ映像を確認することも、広州城にPKを与えることもなかった。

最終決定権は主審にあるためルール上は問題ないが、VARから進言を受けた場合は映像を確認するケースが多いため、この判断はネット上で物議を醸すことになった。ジャーナリストの徐江(シュー・ジアン)氏は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「艾主審がビデオを確認しなかったことは事故だと言ってもいい!」と指摘。「これほど明らかな足をすくうプレーでPKを与えず、ビデオも確認しないなんて、あなたは審判を続けたくないのか、それとも何か恐れていることでもあるのか?」とつづり、暗に八百長ではないかと批判した。

ネットユーザーからも「なぜPKじゃないのか」「VARがなかったころなら理解できるが、VARがあるのにこれが見逃されるのは本当に理解不能」「中国スーパーリーグはVARを廃止すべき。見かけだけだし、もっと悪いと何かの道具として使われる」「主審はこの2チームを引き分けにして、両チームとも降格させたいのでは?」「サッカー協会は見て見ぬふり」「中国スーパーリーグに正常な主審はいないのか?」といった批判や皮肉の声が相次いでいる。

試合はPKを取ってもらえなかった広州城が1-0で勝利したが、もし敗れていればより大きな騒動に発展していた可能性もある。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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