フィギュアスケーターの羽生結弦さん（27）が今月29日に都内で開かれる日中国交正常化50周年の記念式典に特別ゲストとして出席することが中国でも注目を集めている。

式典を主催する「日中国交正常化50周年記念慶典組織委員会」は12日に羽生さんのゲスト出席を発表。理由について「今後の日中交流における主役である両国の若い世代共通の未来と希望のシンボルとして活躍してもらうことを期待している」と説明した。

羽生さんの式典出席に中国のファンからは「ああああ、大感激」「わ、すごく期待してます」「友好大使、世界の羽生結弦！」「前に報道が出てたけど、それでもすごくうれしいし感動した。結弦くんはきっと私たちの愛を感じてくれていると思う」「良かった。私の羽生くんはこのイベントにふさわしい。当日が楽しみ」「彼は友好と希望の種だよ」「これぞ国宝の魅力」「ふふふふ、ユヅも私たちの強烈な愛を感じているだろうね」といった声が寄せられた。

また、「北京五輪に来てくれてありがとう。あなたは世界の宝です」「彼は本当に素晴らしい。（北京五輪の）会場のスタッフや製氷員に何度も感謝を伝えていた。今回の出席は彼らの恩に報いるという意味もあるのだと思う」「このイベントに彼よりふさわしい人はいないと思う。彼のYouTubeチャンネルで各国のファンがやり取りしているのを見て本当に感動した。彼は確かに、世界友好交流の懸け橋だよ」との声も上がっている。

羽生さんは、アイスダンス中国代表の柳鑫宇（リウ・シンユー）と王詩玥（ワン・シーユエ）らと仲が良いことでも知られる。中国ではもともと人気が高かったが、今年2月の北京冬季五輪でさらに多くのファンを獲得した。（翻訳・編集/北田）