中国メディアの騰訊網に11日、バドミントン女子の山口茜について「もし中国なら才能のない選手と扱われていた」とする記事が掲載された。

記事は、先日、東京で開かれたバドミントンの世界選手権女子シングルス決勝で、山口が中国の陳雨菲（チェン・ユーフェイ）を2-1で破り、日本人選手として初の世界選手権連覇を達成したことに言及。「彼女は日本バドミントン史上最も偉大な女子シングルス選手になった」と活躍をたたえた。

その上で、「山口は中国では伝統的ないわゆる『才能のない』選手に属する。彼女は（身長が1メートル56センチしかないため）体格面のアドバンテージで（中国では）代表に選出されることはないだろう」と指摘。一方で、「彼女は体の大きな選手が並び立つ世界のバドミントン界で自ら道を切り開いた。その成功は、不屈の精神と体力、意思（の強さ）によるものだった。そして、抜群の身体能力が他の選手との身長差を補った」と評価した。

そして、「これは中国の選手選考にヒントを与えるものだ」とし、身体的な特徴で選手を選別する中国スポーツ界に疑問を投げかけた。

記事はこのほか、山口の試合中の姿勢は非常に謙虚であり、この点も中国が学ぶべきポイントだと伝えている。（翻訳・編集/北田）

DAIHATSU YONEX JAPAN OPEN2022

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— 山口茜 AKANE YAMAGUCHI (@AKAne_GUcchi66) September 4, 2022