中国の中秋節市場で人気のシャインマスカット、実は日本から持ち込まれたもの―香港メディア

Record China    2022年9月12日(月) 15時0分

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香港メディアの香港01は、中国の中秋節市場でシャインマスカットが人気を博していると伝えた。写真は中国のシャインマスカット。

香港メディアの香港01は、中国の中秋節市場でシャインマスカットが人気を博していると伝えた。

中国では中秋節に、親しい人に月餅などの贈り物をすることが多いが、記事によると、高級フルーツとして名高いシャインマスカットが中秋節市場でも人気になっているという。

記事はシャインマスカットについて「ふっくらとした見た目でバラの香りがあり、酸味が少なく甘みが強いことが特徴で、中国本土ではブドウ界のエルメスとも呼ばれる。しかし、このブドウは実は日本から中国本土に持ち込まれたものだ」と紹介した。

そして、日本の報道を引用し、「日本国内で開発されたブランド農産物が無断で海外に持ち出され、栽培されるケースが相次いでいる」と指摘。農林水産省がシャインマスカットの中国流出による損失が年間100億円以上と見積もっていることを説明した。

また、「日本のシャインマスカットのシーズンは7~10月だが、中国本土では冬を除けば年中食べることができ、さらに広大な面積で栽培されていることから価格が下がっている」とした。

記事は、「シャインマスカットの二の舞を避けるため、日本政府も対応策を打ち出している」とし、長野県で生まれた品種「クイーンルージュ」について、栽培には県との契約が必要で、種苗の県外への持ち出しや苗木・剪定(せんてい)枝の第三者への譲渡、自家増殖などが禁止されたことを紹介した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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