北京市公安局の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）が11日、中国の俳優リー・イーフォン（李易峰）について、買春行為が発覚したため身柄を拘束したことを明らかにした。

リー・イーフォンについては、10日夜に放送された国営テレビ・中央電視台（CCTV）の特別番組で、放送当日に番組表から名前が消えたことが大きな話題になっていた。続いて11日午後、北京市公安局のウェイボーでは、35歳の俳優「李某某」に複数の買春行為が発覚し、本人も自供したことで、身柄を拘束したと発表。さらに同日、日刊紙・人民日報のウェブ版など中国メディアが、リー・イーフォンの不祥事を一斉に報道した。

中国メディアによると、リー・イーフォンについては、今月2日に買春容疑で公安局に身柄を拘束されたとネットにうわさが浮上。当日、杭州市で出演予定だったイベントが急に中止となったため、真実ではないかとうわさが拡散されたが、その後リー・イーフォン自身がライブ配信で否定していた。

CCTVの番組から姿を消した10日夜、リー・イーフォンおよびマネジメント側がウェイボーを通じ、ネットで広まるうわさについて否定を示す投稿を行った。しかし、11日未明にはどちらも削除されている。

なお、11日にはロレアルパリ（LOREAL PARIS）やプラダ（PRADA）、パネライ（PANERAI）、本間ゴルフなどがリー・イーフォンとのイメージキャラクター契約を打ち切ることを発表。動画配信サービス各社でもリー・イーフォンの出演作が一部削除されている。(Mathilda)