緊急用動力付きフロート、四川省M6.8の震災地で水上救援ルートを切り開く―中国

人民網日本語版    2022年9月10日(土) 10時0分

拡大

地震被災地の瀘定大渡河流域で緊急用動力付きフロートを使用し、被災者を避難させ、災害救助物資や大型装備の輸送などの救助活動を行った。

四川省応急管理庁によると、地震被災地の瀘定大渡河流域で緊急用動力付きフロートを使用し、被災者を避難させ、災害救助物資や大型装備の輸送などの救助活動を行った。中国新聞網が伝えた。

四川省カンゼ・チベット族自治州瀘定県で北京時間5日午後0時52分、マグニチュード(M)6.8の地震が発生した。震源の深さは16キロ。

今回の地震により複数個所の山崩れと地すべりが発生し、湾東川のせき止め湖が形成され、一部の被災村に通じる道路交通が途絶えた。連合指揮部の統一的な計画に基づき、中国安能救援チームはすでに動力付きフロート、全地形救助車両、掘削機、レスキューボートなど8つの専門的な設備を使い、いち早く水域の被災者、大型装備、重要物資の移転活動に参加した。

陸路での移動が阻まれるなか、中国安能集団第三工程局は携帯した、流れが急な大渡河流域で水上緊急用ルートを構築できる緊急用動力付きフロートを速やかに利用し、陸路で大型物資・装備を運べない難題を解決し、水上の「生命線」をスピーディーに構築した。

「救援空母」と呼ばれる緊急用動力付きフロートは長さ50メートル、幅8.3メートルで、浮き橋3つと渡り橋2つを組み合わせてできており、最大荷重は70トンに達し、浮き橋をスピーディーに架け、各種形式のフロート構造に組み合わせ、大型装備と人員の通行を保障する。10.8km/hの速度で450人を満載してスピーディーな移動を実現でき、河川を跨ぐ緊急救助の難題を効果的に解決した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)


※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携