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2007年6月20日、広東省広州市の衛生局が発表したところによると、今月16日と17日に市内茘湾区で下痢と嘔吐の症状を訴える患者2人が相次いで発生。隔離された患者の体内から、ビブリオ菌が検出された。(資料写真)
2007年6月20日、広東省広州市衛生局は今月16日と17日に市内の茘湾地区からコレラと思われる患者が2人相次いで確認されたと発表。コレラは中国医学では激しい下痢と嘔吐・発熱の症状があるとされるが、患者2人も同様の症状があるという。
これらの患者はすぐに隔離され医療機関にて適切な治療を受けているが、検査の結果2人からビブリオ菌が検出された。
患者2人は茘湾区の同じ場所で家政婦の仕事をしており、雇い主一家は長期外出中で彼女たちは留守番を命じられていたという。2人とも発症前にカニやエビを食べており、これが原因と思われる。
現在、彼女たちの接触者のなかから感染者は確認されていない。広州市衛生局は夏季に入り海産物や水産物を食する際には、洗浄や加熱を十分におこない、不衛生な川や海の水で食器や食べ物を洗わないよう市民に注意を呼びかけている。(翻訳・編集/本郷智子)
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