2022年9月6日、韓国・SBSによると、大型で強い台風11号が通過した韓国南東部で被害が続出している。

記事によると、浦項市では大雨により地盤が崩れ、その上に建っている2階建てのプール付きホテルが大きく傾いた。このホテルは昨年4月にオープンしたばかりで人気を博していたという。同地域では5日午後から6日午前までに450．5ミリ、1時間あたり最大104．5ミリの雨が降った。この事故により、ホテルの宿泊客6人が緊急避難した。消防当局は建物の崩壊リスクが高いとみて状況監視を続けているという。

また、浦項市のある道路では、70代女性が避難中に急流に巻き込まれて行方不明となり、約1時間後に遺体で見つかった。浦項市の別の宿泊施設では水位上昇により宿泊客らが孤立し、屋上から救助されたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「衝撃的」「恐ろしい」「どうかこれ以上の被害が出ませんように」と不安の声が上がっている。

また、「資格のない人がホテルを建てたようだ」「ホテルではなく船をつくったの？」「人ではなく建物が泳ぐホテルだったのか」「不動産が動産になっていっている」「建ててはいけないところに乱開発したことが問題」「その建物を調査して責任者を処罰するべきだ」など、「台風被害ではなく手抜き工事だ」と指摘する声も多数見られた。（翻訳・編集/堂本）