今夏配信のファンタジー時代劇ドラマ「蒼蘭訣」で人気急上昇した俳優ワン・ホーディー（王鶴棣）だが、過去に出演した現代ドラマ「理性的な人生」（理智派生活）が再び注目を浴びている。

8月に動画配信大手の愛奇芸（iQIYI、アイチーイー）で配信された「蒼蘭訣」は、話題作が集中する夏休みシーズンで最高のヒット作に。愛奇芸で配信されたドラマ作品の中では、「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」や「贅婿～ムコ殿は天才策士～」などに続き、視聴者からの人気と注目度を示す「熱度」指数が1万を突破した4つ目の作品となった。

今夏、新作が配信されたワン・イーボー（王一博）、チョン・イー（成毅）、ウー・レイ（呉磊）らを押しのけ、“8月の恋人”になったワン・ホーディーだが、「蒼蘭訣」の配信終了後は「ワン・ホーディー不足」を訴えるファンが続出。この影響により、ワン・ホーディーが過去に出演した現代ドラマ「理性的な人生」が人気を集め、配信元の芒果（マンゴー）TVでこのところ一気に再生回数を伸ばしている。

「理性的な人生」はもともと昨年春に湖南衛星テレビと芒果TVで放送・配信された作品。その後、6月からはNetflixでも配信されている。主演はワン・ホーディーと「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」の皇后役などで知られるチン・ラン（秦嵐）で、女性上司と部下の年の差愛を描くラブストーリー。撮影時、21歳のワン・ホーディーに対しチン・ランは41歳で、20歳の年齢差も話題になった。

「蒼蘭訣」では傲慢（ごうまん）な月尊・東方青蒼を演じたワン・ホーディーだが、「理性的な人生」では優しくピュアで一途な年下彼氏を演じ、そのギャップが楽しめると話題に。なお、「理性的な人生」のプロデューサーは過去のインタビューでキャスティングについて語っており、候補の1人だったワン・ホーディーと初めて会った時はちょうどファッション誌の撮影で、そのクールでスタイリッシュな雰囲気を見て、役柄に合わないと一度は考えたとのこと。しかし、撮影を終えて出てきたワン・ホーディーが、Tシャツにぞうり履きとラフな格好で、とても話し好きな様子だったのを見て、魅力的に映ったことを明かしている。(Mathilda)