2014年6月21日、中国メディア・海外網によると、中国企業と広告契約を結んだ韓国の俳優キム・スヒョンが同契約を解除した。イメージキャラクターを務めるミネラルウォーターの産地表記が韓国国内で問題になったためだ。

【その他の写真】

韓国ドラマ「星から来たあなた」の主演コンビ、キム・スヒョンとチョン・ジヒョン。ドラマは中国でも大ヒットし、2人の人気も沸騰中だ。これに目をつけた中国の不動産大手・恒大グループは、同社のミネラルウォーターのイメージキャラクターとして2人を抜てき。それぞれが610万元（約1億円）という破格の広告契約料も話題になった。

だが、「恒大ミネラルウォーター」の水源地が中国の「長白山」と表記されていたことから、韓国国内で2人に対するバッシングが噴出。中国と北朝鮮の国境にある「長白山」は、朝鮮半島では「白頭山」と呼ばれており、韓国を代表するスターが「長白山」表記の商品を宣伝すべきではないとの批判が巻き起こった。

こうした事態を受けてキム・スヒョンとチョン・ジヒョンの所属事務所は「水源地の表記まで確認していなかった」として謝罪し、契約の打ち切りを検討中であることを表明していた。キム・スヒョンの所属事務所は20日、「恒大ミネラルウォーター」との契約を解除したと発表した。（翻訳・編集/本郷）