2014年6月19日、英タイムズ紙は「中国のささやき」と題した記事のなかで、経済成長目覚ましい中国はあなどったような態度を英国に対してとるべきではないと訴えた。20日付で中国紙・参考消息（電子版）が伝えた。

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台頭しようとする国が鈍感であれば、他国からの反感を買いやすい。幸い、英国を訪問した中国の李克強（リー・カーチアン）首相の態度は終始抑え気味だった。李首相は「省エネや環境保護の分野で英国は世界のリーダーだ」と称賛。今後英国と共同で開発や研究を行っていきたいとの意欲を示した。

過去の中国人にとって英国は欧州でトップの国だった。だが、現在は中国との貿易額やビジネスチャンスの少なさから英国の地位は下がり続けている。英国は中国にとって中レベルの貿易相手国に過ぎない。だが、その実力をあなどってはいけない。

中国は欧州に対して特別な配慮は必要ないと考えている。なぜなら欧州は中国からの投資を求めているからだ。だが、実際には中国は過去のどの時代よりも自由貿易パートナーとしての欧州、英国を必要としている。両国がパートナー同士であるならば、尊重し合わなければならない。英国はとうの昔に大英帝国ではなくなったが、国際問題で積極的な役割を果たす潜在能力を今でも持ち続けているのだ。（翻訳・編集/本郷）