中国軍、台湾周辺の軍事行動を初めて「常態化行動」と表現―中国メディア

Record China    2022年8月29日(月) 10時30分

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27日、北京青年報は、中国軍による台湾周辺での軍事演習について、軍が初めて「常態化軍事行動」という言葉を用いたと報じた。写真は台湾。

2022年8月27日、中国メディアの北京青年報は、中国軍による台湾周辺での軍事演習について、軍が初めて「常態化軍事行動」という言葉を用いたと報じた。

記事は、中国軍東部戦区が26日、台湾周辺の海域、空域で近ごろ複数の兵種による合同戦闘準備パトロールおよび実戦演習を実施したと報告するとともに「これは台湾海峡の情勢変化に基づき組織された常態化軍事行動である」と説明したことを紹介した。

そして、中国軍が今年に入ってから台湾周辺で軍事演習を活発に実施しており、特に8月2日にペロシ米下院議長が台湾を訪問して以降は台湾周辺の海域、空域で断続的な軍事行動を行っているとし、海軍、空軍、ロケット軍、戦略支援部隊、後方支援部隊などの兵力を結集しての合同封鎖、海への突撃、陸への打撃、制空作戦、対潜などの実戦的な合同訓練を重ねていると伝えた。

その上で、東部戦区がこれまでにも「台湾海峡方面の戦闘準備パトロールを常態的に組織した」と発言してきた一方で、台湾周辺の海域、空域で「常態化軍実行動」を行ったと表現したのは今回が初めてだったと指摘している。

記事は、中国軍による台湾周辺の軍事演習の「常態化」について、中国外交部の汪文斌(ワン・ウエンビン)報道官が9日に「わが国は自らの領土周辺海域で正常な軍事演習を行っている。これは、挑発者への警告であり、わが国の主権、領土の完全性を守るための正当な行動である。これが『新たな常態』となるか否かについては、主管部門に聞いてほしい」とコメントし、華春瑩(ホア・チュンイン)報道官も4日に「新たな常態になるかどうかは、米国や台湾独立勢力の行動次第だ」と述べていたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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