米国防総省が警告、「緊急行動」取らねば中国に追い越される―米メディア

Record China    2022年8月26日(金) 20時0分

拡大

中国紙・環球時報は26日、「米国防総省が新たな報告書で警告、『緊急行動』を取らねば中国は宇宙分野で米国を追い越す」との記事が米サイトのディフェンスワンに掲載されたと報じた。

中国紙・環球時報は26日、「米国防総省が新たな報告書で警告、『緊急行動』を取らねば中国は宇宙分野で米国を追い越す」との記事が米サイトのディフェンスワンに24日掲載されたと報じた。以下は環球時報が報じた記事概要。

今週水曜日に発表された報告書によると、米国は宇宙に関する共通の目標をめぐって団結しない限り、軌道上で中国に追い越される可能性がある。経済、外交、軍事のいずれにおいても中国は2045年に主導的地位を占める宇宙大国になろうと努力していると、宇宙軍、空軍などの関係者が作成した報告書は指摘した。彼らは、北京に対する優位性を維持するためには迅速な行動が必要と主張している。

報告書は「米国の宇宙産業基盤は依然、上昇軌道に乗っているが、中国の上昇軌道はより『急峻』で、米国を追い越す可能性は大きい。米国は緊急の行動が求められている」と述べた。「米国には明確で結束力のある長期的なビジョン、今後半世紀およびそれ以降の経済、技術、環境、社会、軍事においてリーダーシップを維持するための宇宙戦略が欠けている」のだ。

中国は米国の宇宙での動きを妨害する多くの手段を持っており、その一部はすでに示されている。中国の野心的な民間用宇宙計画の多くは軍事ミッションとも密接に関係している。国際宇宙ステーションの引退時に、中国は「軌道上の前哨基地」を持つ唯一の国になるかもしれない。それとは対照的に、米国の宇宙目標は異なる政党が選挙に勝つことによって2年あるいは4年おきに変わる可能性がある。スペースシャトル計画の終了を決定して以来、米国は各種ミッションの間で態度が定まらない状態を続けてきた。頻繁な計画の変更は、国全体を動員できるビジョンの欠乏を米国にもたらしている。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携