日本と韓国、関係改善に温度差―中国メディア

Record Korea    2022年8月28日(日) 21時0分

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中国青年報は25日、日本と韓国について「関係改善に温度差が少なからずある」とする記事を掲載した。資料写真。

中国青年報は25日、日本と韓国について「関係改善に温度差が少なからずある」とする記事を掲載した。

記事が日本の産経新聞や朝日新聞などの報道を引用する形で伝えたところによると、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は就任から100日を迎えた17日の記者会見で、日韓関係について「歴代最悪の日本との関係を早く回復させ、発展させている」とし、関係改善に強い意欲を表明した。歴史問題については「両国が譲歩と理解を通じて円満に解決できると信じている」と述べた。元徴用工訴訟については「日本が憂慮する主権問題の衝突なく、債権者(勝訴した原告)が補償を受けられる方策を検討中だ」と述べた。

韓国側は4日にカンボジアで行われた日韓外相会談で、輸出管理で優遇措置を与える「ホワイト国(優遇対象国)」への復帰を日本側に求めたが、日本側は徴用工問題とホワイト国復帰は別問題として要請に応じない姿勢を示した。

尹大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説し、日本について「今や世界市民の自由を脅かす挑戦に立ち向かい、共に力を合わせていかなければならない隣人だ」と述べて日韓関係改善に意欲を示したが、元徴用工や慰安婦など歴史問題に沈黙したことで、韓国国内では「低姿勢」「屈辱外交」などと反発世論が高まった。

自民党の衛藤征士郎・元衆院副議長は4日の党会合で、日韓関係について「日本は兄貴分」と主張し、韓国国内で反発を招いた。衛藤氏は記者団の取材に対し、「日本は兄貴分」と発言した真意について、「わが国はかつて韓国を植民地にした時がある。そこを考えた時に、韓国は日本に対してある意味、兄貴分みたいなものがある」と説明。日韓は対等ではないのかと問われると、「日本国民は日米関係を対等だと思っているか。僕は思っていない。同じように日韓関係は対等だと韓国が思っていると、僕は思っていない」と述べた。

記事は、韓国側の「低姿勢」にもかかわらず、日本側は、日韓関係改善において韓国側が期待する積極性を見せておらず、双方の間にはとても大きな温度差があると指摘した上で、「日韓関係は今後、どちらの方向に進むのか。冷え込んだ関係の氷は溶けるのか。注目していきたい」とした。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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