ツイッターの5大安全リスクを元幹部が暴露―独メディア

Record China    2022年8月26日(金) 6時0分

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4日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ツイッターの元セキュリティー責任者が内部告発を行い、ツイッターのセキュリティーリスクを暴露したと報じた。

2022年8月24日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ツイッターの元セキュリティー責任者が内部告発を行い、ツイッターのセキュリティーリスクを暴露したと報じた。

記事は、かつて米国防総省の研究機関やグーグルの幹部として従事し、今年1月に「リーダーシップ不足とパフォーマンスの低さ」を理由にツイッターを解雇された伝説的ハッカー「マッジ」ことピーター・ザトコ氏が、ツイッターの内情を米連邦取引委員会(FTC)に告発し、23日に明らかになった告発状で主に5つの点についてツイッターを批判したと紹介した。

まず、セキュリティーとプライバシーの保護システムが極めて不十分であり、2011年にFTCがツイッターユーザーのプライバシー保護方法について調査した際、ツイッター側はデータセキュリティー保護に同意したにもかかわらず、その後解決していないのみならず、状況がさらに悪化しているとした。ずさんなプライバシー保護の例として、ツイッター内部で必要以上の従業員が不要なユーザー個人データにアクセスを許可されている上、本来セキュリティー保護にのみ用いられるべきユーザーの電話番号、メールボックスなどの個人データが広告投入やマーケティングに利用されていると伝えた。

2つ目として、ツイッター内部のデータシステムが非常に無秩序な状態にあり、緊急対応プランがずさんなため、広範囲な障害が発生した場合にプラットフォーム全体が機能しなくなる恐れがある点を挙げたとした。

3つ目では、ツイッターの買収を巡りツイッターから提訴されたテスラCEOのイーロン・マスク氏による「ツイッター幹部がBotやスパムアカウントの割合について正確な情報を提供していない」という指摘は正しいとザトコ氏が述べたことを紹介している。

4つ目は、米国で昨年1月6日にデモ参加者がキャピトル・ヒルを占拠する事件が発生した際に、ザトコ氏が「ログデータが見つからず、データがどこにあるかを誰も知らない。しかもどれが重要なデータかどうかも分からない。そして、すべてのエンジニアがツイッターのコアな機能に対し、何らかの重要なアクセス権を持っていた」として、暴徒を支持するツイッター職員がツイッターのプラットフォームを破壊することを本気で懸念したと伝えた。

そして5つ目として、ツイッターでは外国エージェントの活動を抑制することはおろか、その存在を認識することも難しいと指摘したことを紹介した。

記事はその一方で、ザトコ氏の告発に対してツイッター側が「誤った叙述だ」と反発したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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