韓国で「ゾンビ企業」が激増―中国メディア

Record Korea    2023年11月23日(木) 7時0分

拡大

中国メディアの環球時報は21日、韓国メディアの報道として「韓国で『ゾンビ企業』が激増している」と伝えた。写真は韓国。

中国メディアの環球時報は21日、韓国メディアの報道として「韓国で『ゾンビ企業』が激増している」と伝えた。

記事によると、韓国・SBSは20日、「景気低迷と高金利の下、韓国では銀行融資の利息も払えない『ゾンビ企業』が急速に増えている」と報道。記事はKB国民、新韓、ハナ、ウリィの四大銀行が発表した今年第3四半期の報告書から、利息を回収できず、営業損失として処理するしかない不良債権の総額が9月末時点で2兆ウォン(約2290億円)に達したことが分かったとし、「『ゾンビ企業』の増加は韓国の銀行に巨大な圧力をもたらしている」と指摘した。

記事はまた、韓国・聯合ニュースが20日に「原材料価格の上昇や消費低迷などの影響で、少なくない企業が破産あるいは破産清算手続きに入ったことも不良債権の急増につながった」と報じたと伝え、韓国の裁判所が今年第1~3四半期に扱った企業破産案件は前年同期比64.4%増の1213件だったと説明した。

ある銀行責任者は現在の不良債権の規模を「コントロール可能な水準」としながらも、融資の満期や返済圧力から見ると来年上半期が重要な時期になるとの考えを示したという。

記事はさらに、韓国・ソウル経済が20日発表した社説で「韓国企業は負債が絶えず増加する悪循環に陥っており、過度の債務は経済全体の足を引っ張る重い負担になった」と指摘したと伝えている。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携