韓国の高齢化の速度は日本を超える?―中国メディア

Record Korea    2022年8月25日(木) 5時0分

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中国メディアの第一財経は22日、韓国について、「高齢化の速度は日本を超える?」とする記事を掲載した。写真は韓国。

中国メディアの第一財経は22日、韓国について、「高齢化の速度は日本を超える?」とする記事を掲載した。以下はその概要。

韓国統計庁が発表した最新の人口調査結果によると、2021年11月1日現在の韓国の総人口(外国人を含む)は5173万8000人で、前年比0.2%(9万1000人)減少した。総人口の減少は1949年に人口調査を開始して以来初めて。

韓国統計庁の見通しによると、2070年の総人口は3766万人に減少し、15~64歳の生産年齢人口は現在の3700万人台から1700万人台まで減少する。

韓国の総人口減少の主因は、合計特殊出生率(女性1人が生涯産むと予想される平均出生数)が世界最下位水準であることだ。

韓国人口保健福祉協会が国連人口基金(UNFPA)と共同で発刊した「2022年世界人口現況報告書」によると、韓国の合計特殊出生率は1.1で世界198位。3年連続で世界最下位だ。

国連の定義によると、人口が横ばいで推移する合計特殊出生率は2.1。

同報告書によると、日本の出生数は毎年減少しているが、2021年の合計特殊出生率は1.28で韓国より高い。

2021年の韓国の総人口に占める幼少年(0~14歳)の割合は11.8%で、前年から0.3ポイント低下。65歳以上の高齢者人口の割合は前年の16.0%から16.8%に上昇した。2005年は幼少年の割合が19.0%、高齢者の割合は9.2%だった。

韓国の平均年齢は2020年の42.9歳から昨年は43.5歳に上がった。老齢化指数(幼少年人口100人当たり、高齢者人口の割合)は2020年の132.5から昨年は143.0に上がった。生産年齢人口100人当たりで扶養しなければならない高齢者は2020年の22.2から昨年は23.6に上がった。

韓国では4年以内に65歳以上の高齢者の割合が人口の21%を超える「超高齢社会」を迎える。亜細亜大学の大泉啓一郎教授は、韓国の高齢化率は2050年に日本を上回る見込みだとしている。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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