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華字メディアの日本華僑報は18日、日本について、「国力では韓国を上回る一方で、科学研究では後れを取っている」とする記事を掲載した。資料写真。
華字メディアの日本華僑報は18日、日本について、「国力では韓国を上回る一方で、科学研究では後れを取っている」とする記事を掲載した。
日本の文部科学省が各国の2018~20年の平均論文発表数などを分析した「科学技術指標2022」によると、日本は、他の論文に引用された回数が上位10%に入る「注目論文」の数で韓国(11位)に抜かれて過去最低の12位に順位を落とした。他の論文に引用された回数が上位1%に入る「トップ論文」の数でも過去最低の10位だった。
国際通貨基金(IMF)が発表した21年のデータによると、韓国の人口は日本の40.8%に相当し、国内総生産(GDP)は36.3%に相当する。
科学技術指標2022によると、労働力人口1万人当たりの研究者数は、02年が日本91.4人、韓国61.9人だったのに対し、20年は日本98.8人(8.1%増)、韓国160.4人(159.1%増)だ。
韓国は博士号取得者数でも19年ごろに日本を抜いている。日本の博士号取得者数は06年をピークに減少傾向にあり、最先端人材の総数が不足し、研究開発に従事し続ける能力が制限されている。
今から10年前の12年に金子勝氏と神野直彦氏による「失われた30年」が出版されると、これに関連する文章が新聞や雑誌の紙(誌)面をにぎわせた。「失われた」理由は多くあるが、中でも軽視できないのは、研究開発能力が衰え、科学研究が重視されない結果、研究開発費の相当な不足をもたらしているという点だ。(翻訳・編集/柳川)
長田浩一
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