李克強首相の英国訪問、300億ドルの巨額な契約書は何を意味するか―中国メディア

Record China    2014年6月20日(金) 15時43分

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19日、中国の李克強首相の今回のイギリス訪問は、すばらしい成果が得られたといえる。英中双方は数十項の政府間や商業間の契約書に調印し、その総額は300億ドルを超える。

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2014年6月19日、中国の李克強(リー・カーチアン)首相の今回のイギリス訪問は、すばらしい成果が得られたといえる。英中双方は数十項の政府間や商業間の契約書に調印し、その総額は300億ドルを超える。

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アナリストは、英中の調印した協力の巨額な契約書は、双方の相互補完の優勢を体現しただけでなく、さらに双方の協力の質の絶えまない向上、協力の内包への深化を明らかに示し、また中国の長期的持続可能な発展のために新たな外部空間を開拓するものとみなしている。

中英が調印した政府間や商業間契約は単なる「売買」の関係ではなく、質のある、より深い投資関係である。例えば、今回英国側は中国による英国の新しい原子力発電プロジェクト建設への積極的な投資・参与を歓迎している。双方はパートナーシップ構築の方式を通して、英国での投資が英原子力市場の発展のチャンスを最大限で利用できると考えている。単純な売買関係に比べ、投資関係は明らかにより安定し、より内包を備えた協力だといえるだろう。

また、中国は「2つの市場、2類の資源」を統一する能力を明らかにした。今日の中国はすでに世界第2の経済体だが、その後続的な発展はエネルギー資源の多くの制約に直面している。長期的持続可能な発展を実現するには、国内で足場を定めたうえになお、世界に向けてグローバルな統一と資源配置の能力向上を進めなければならない。

今回、中国海洋石油有限公司とブリティッシュ・ペトロリアムは両国政府の指導者の立会いの下、20年を期間とする液化天然ガス供給の枠組み契約に調印し、英中のエネルギー分野の協力における注目を集めた。

そして英中の協力が絶え間なく深化する中で、中国は技術や管理、金融サービスなどの先進的な経験を獲得し、発展を後押しする見通しだ。英中双方は両国の外国為替市場で人民元とポンドによる直接的な取引を発展させ、中国建設銀行を通して、ロンドンで人民元による取引業務の実施を確定させた。また、中国国家開発銀行とシティ・オブ・ロンドンは協力の覚書に調印し、双方は国家開発銀行のインフラ関連投資を含む英国での融資、借り入れ業務の拡大を支援していく。

この動きは人民元の国際化にさらに実質的な一歩を踏み出させ、双方の人民元による英中および世界のクロスボーダー投資における役割の認知と理解を向上させ、また英中両国の人民元関連業務のより広範な協力を促進した。

アナリストたちは、中国経済がモデル転換を実現させるには、英国を含む西側先進国の技術や管理経験を参考にする必要があり、中国側は英国と金融、エネルギー、インフラなどの分野における深い協力を推進し、この方面の強いシグナルを発信するとみている。(提供/新華網日本語版・翻訳/謝艶・編集/武藤)

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