中国のゲームに熱狂する韓国人、異例の人気ぶりに韓国ネットはゲーム業界に苦言

Record Korea    2022年8月8日(月) 8時20分

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4日、韓国・ヘラルド経済は「ここはソウルか上海か?韓国人が中国ゲームにハマった」と題した記事を掲載した。写真は中国のゲーム「原神」のウェイボ公式アカウントより。

2022年8月4日、韓国・ヘラルド経済は「ここはソウルか上海か?韓国人が中国ゲームにハマった」と題した記事を掲載した。

記事によると、先月28日から今月3日まで、ソウル・漢江(ハンガン)公園近くで中国「miHoYo(米哈遊網絡科技)」のオンラインゲーム「原神(Genshin)」のイベント「原神2022夏祭り」が開催され、約3万人が参加した。ゲームのコンテンツを活用した二次創作物ブース、コスプレパレード、グッズショップなどが展開され、連日、韓国人ファンが長蛇の列を作ったという。

「原神」はmiHoYoが2020年9月にリリースしたMMORPGで、モバイル、PC、プレイステーション4などさまざまなプラットフォームで利用可能なゲームとして注目された。リリースから2年たった現在も毎月30万~40万人のユーザーが利用する人気ぶりだという。資料によると「原神」モバイルの7月の月間利用者数(MAU)は37万人に達する。カカオゲームズ「オーディン : ヴァルハラライジング(Odin Valhalla Rising)」(19万人)、NCソフト「リネージュM」(17万人)、「リネージュW」(8万人)、ネクソン「アラド戦記(Dungeon & Fighter)」(34万人)など韓国企業の人気ゲームを大きく上回る。業界は「中国ゲームのステータスの変化を示す事例だ」と注目しているという。

これまでの中国ゲームは韓国市場ですぐに姿を消し、有名ゲームを模倣した「パクリゲーム」、粗悪なクオリティーの「量産型ゲーム」という批判を受けてきたが、「原神」はロングラン中。これには「ゲームのクオリティーはもちろん、韓国のゲーマーに向けた『求愛』が一役買った」と記事は分析している。グローバルリリース前に韓国のユーザー向けのショーケースを開いたほか、昨年末にはソウル市内の繁華街にカフェをオープン。今年4月にも釜山コラボイベントを行うなどしてきたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国ゲームは既に競争力を失っている」「『原神』がいいゲームだというより、そう見えるほど韓国のゲームがどうしようもないってことでしょ(笑)」「面白くてよくできたゲームだから人が集まる。韓国のゲーム会社が面白いものを作ってくれていれば、中国のゲームのイベントになんて人が殺到しないよ」「韓国は既に中国に技術的にもゲーム性でも負けている。現実を直視しよう」「韓国のゲーム会社よ、目を覚ませ」など、韓国のゲーム業界への苦言が多数寄せられている。

また、「イカれてるな」「こんな時期にあきれた人たちだ」「中国に伝統衣装や固有文化を盗まれているというのに、こんなものに参加したいのか?」「『原神』は一から十までパクリだらけのゲームなのに。『原神』が好きだなんて、その人のレベルがいかに低いかということだ」など、参加したゲームファンへの批判のコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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