中国でキャンプブーム、「傘の街」でもテント生産へ―中国メディア

人民網日本語版    2022年8月7日(日) 14時30分

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レクリエーションスタイルの一つとしてキャンプが今年、中国で一大ブームとなり、関連のアウトドア用品が飛ぶように売れている。

レクリエーションスタイルの一つとしてキャンプが今年、中国で一大ブームとなり、関連のアウトドア用品が飛ぶように売れている。そのため、そこに商機をかぎつけている企業も少なくない。例えば、「中国の傘の街」と呼ばれ、市場では「傘の3本に1本はここで作られている」とさえ言われている浙江省紹興市上虞区の傘メーカーの多くがその製法の類似性からテント生産も始めている。

紹興市のある老舗傘メーカーの展示ホールには、キャンプ用の各種テントが並んでいる。責任者の徐建樹(シュー・ドンシュウ)さんは、「昔からの傘メーカーの多くが海外ブランドのOEM生産工場で、利益率が低い。業界の垣根を超えてテントを生産するようになったのは、アウトドア用品の客単価が高いから。近年、キャンプブームが生じていることに加えて、テントと傘の製法には類似性があるため、当社は2019年からテントを含むアウトドア用品の生産に舵を切った。今年はニーズが爆発的に高まり、フル稼働で生産しても注文の増加ペースに追い付かない」と語る。

浙江省のある傘メーカーの社長は、「今年上半期だけでも6000万元(約12億円)分の注文が入った。1万平方メートルの生産ラインのレイアウトがほぼ完成した。そのコストは1500万~2000万元(約3億~4億円)になりそうだ」と説明する。

また、別の傘メーカーの副社長も「テントとタープテントの売上高が全体に占める割合は約40%になっている。昨年は約30%だった」と話している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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