インスタント麵から大量のアリ?同様の苦情が複数も、ネット民はメーカーを擁護―中国

Record China    2022年8月7日(日) 18時40分

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3日、中国版ツイッター・微博で、インスタント麺から生きたアリが出てきたとのクレームが消費者から寄せられたことが注目を集めた。

2022年8月3日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、インスタント麺から生きたアリが出てきたとのクレームが消費者から寄せられたことが注目を集めた。

新浪新聞の微博アカウントは3日、ある消費者が2日に購入した白象ブランドのインスタント袋麺を開封した際に中から大量のアリが出てきたため、メーカーにクレームをつけたところ、100元(約2000円)の賠償しか提示されなかったとメディアに対して訴えたと紹介。メディアの記者がメーカーに問い合わせると「その後の状況が分かり次第、連絡する」との回答があり、その後クレームをつけた消費者が法に基づき1000元(約2万円)の賠償を受けることになったと伝えた。

また、「白象のインスタント麺からアリが出てくるのは決して今回だけのことではないようだ」とし、ネット上では多くの消費者からさまざまな味のインスタント麺の中にアリがいたとの報告が出ている上、「クレームをつけても理にかなった解決が得られていない」との不満も寄せられていると紹介した。

環球時報が4日伝えたところによれば、メーカーは同日に「クレームについて重く受け止めている。調査の結果、当社の生産過程で発生した品質問題では絶対にないことが分かった。当社は品質を重視し続けており、すべての生産プロセスや生産環境が国や業界の基準を満たしている。虚偽の情報をまき散らし、公衆をミスリードし、当社の名誉を傷つける行為に対して、当社は法的手段を通じて自らの合法的な権利と利益を守る」との声明を発表した。

この件について、中国のネットユーザーの多くが「白象の製造工程は動画サイトで毎日中継されている。手工業の生産ラインじゃないんだぞ」「生産ラインの動画を見たけど、全工程で消毒滅菌作業を徹底していた。これは生産ラインの問題じゃないと思う」「クレームをつけている人の出す証拠が写真ばっかりなのも怪しい。動画を撮ればいいのに」「ウソを流すものは法によって厳しく罰するべきだ」「ちゃんと保存していなかったのをメーカーのせいにしてるっぽい」「そもそも袋麺は密封されているからアリは生きられないのでは?」「よしっ、白象のインスタント麺をさらに2箱注文するぞ!」「インスタント麺で1000元も賠償するなんて、どれだけ善良な企業なんだよ」など、メーカーを擁護するコメントを残している。

また、「競争相手が仕組んだんじゃないのか」「外国メーカーの仕業かもしれないな」といった陰謀論を展開するユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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