韓国Netflixで中国時代劇ドラマ「且試天下」が異例の人気、「韓国ドラマの危機」と警戒する声も

Record Korea    2022年8月2日(火) 19時0分

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2日、韓国・ヘラルド経済はこのほど「韓国のNetflixの視聴ランキングに中国ドラマが登場した」とし、「これまでに中国のコンテンツが韓国で普遍的人気を得たことはなく、異例のことだ」と伝えた。資料写真。

2022年8月2日、韓国・ヘラルド経済はこのほど、「韓国のNetflixの視聴ランキングに中国ドラマが登場した」とし、「これまでに中国のコンテンツが韓国で普遍的人気を得たことはなく、非常に異例のことだ」と伝えた。

記事によると、韓国のNetflixの7月27日の視聴ランキング5位に中国時代劇ドラマ「且試天下」が入った。Netflixはかなり前から中国のドラマや映画を配信しているが、中国のコンテンツは韓国の人気バラエティー、ドラマ、韓国のオリジナルコンテンツに押され、視聴ランキングのトップ10に入ったことはほぼなかった。韓国の視聴者が中国コンテンツに対して抱く抵抗感や文化の違いがトップ10入りの高い障壁になっているという。

そのため、今回のランクインについては「最近のNetflixコンテンツの不振が影響を及ぼした」との分析も出ている。トップ10のうち、韓国ドラマ「再婚ゲーム(ブラックの花嫁)」以外は全て別のOTTや既存のテレビ局で視聴できるコンテンツとなっており、Netflixのみで視聴可能な特化コンテンツが消えたことで普段は人気のない中国ドラマまでもが上位に浮上したと記事は説明している。

実際に韓国の視聴者のNetflix利用時間は減少傾向にある。一部からは「観たいものがない」との声も上がっている。昨年のヒット作「イカゲーム」「今、私たちの学校は...」以降にヒットしたコンテンツはなく、先月公開された期待作「ペーパー・ハウス:共同経済区域」も視聴者の好き嫌いが分かれ、満足のいく結果は残せなかったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「どんなに観るものがなくても中国ドラマは選ばない」「麻辣湯で商売し、Netflixで中国ドラマを観る韓国人(泣)」「韓国に住む中国人が観ているのでは」「それだけ韓国に中国人が増えたという証拠だ」など、中国ドラマの人気に不満げな声が上がっている。

一方で「逆に韓国ドラマが危機にあるということ」と警戒する声や、「中国ドラマは意外に面白いよ。韓国ドラマにはない魅力がある」「中国ドラマは幼稚なところが逆にいい」「ちょっと観てみるつもりがはまった」「ドラマに国籍は関係ない。中国のものでも面白いものは面白い。愛国心に酔って『韓国のものが最高だ』と思い込むのはやめよう」など肯定的な声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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