粘土で作った肖像が「そっくり過ぎる」と話題に―中国

人民網日本語版    2022年7月31日(日) 18時0分

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山西省晋中市平遥県に住む張栄さんが粘土を使って肖像を作り出す画像がネット上で大きな話題となっている。

山西省晋中市平遥県に住む80後(1980年代生まれ)の張栄さんが、粘土を使って肖像を作り出す画像が、中国のネット上で大きな話題となっている。ネットユーザーからは「粘土にあっという間に命を吹き込んだ」「隠れた達人」など絶賛するコメントが寄せられている。張さんは「泥塑」と呼ばれる泥土で人形を作る中国の民間工芸を世襲する家庭に生まれ、幼い頃から父親らの影響で「泥塑」作りに親しみ、弟子入りしてその技術を学び、この無形文化遺産の伝承人になった。

張さんは卒業後、「泥塑」とは関係のない仕事をするようになったものの、暇を見つけては、粘土をこねて作品を作り、少しずつ肖像を製作する技術も模索。その練習のためのモデルとなったのは周りの人だったという。リアルな仕上がりになるまで、張さんは目つきや微笑む口元などを何度も何度も作り直したという。

2010年に故郷の平遥県に戻り、古城の観光資源を活用して、観光客を相手に粘土で肖像を作るようになった。「お金を稼ぐためでもあり、自分の大好きなことでもある」と張さん。長年実践を積み重ね、「泥塑」の腕をどんどん伸ばし、スピーディーに一つの作品を仕上げることができるようにもなった。普通の肖像なら20分ほどで仕上がり、これまでに約2万3000人の肖像を作ってきたという。


張さんは、「『泥塑』と『人物肖像』を組み合わせたのは、伝統的な『泥塑』の伝承でもあり、昇華でもある。無形文化遺産の伝承人として、この技術に新たな活力を注ぎ込み、文化を守り、伝承していく責任がある」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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