中国紙・環球時報は26日、ハンギョレなどの韓国メディアの報道を引用する形で、韓国の対中国貿易は3カ月連続で赤字を記録する見込みだと報じた。

韓国関税庁の24日付発表によると、7月1～20日の韓国の対中国輸出額は前年同期比2．5％減の80億7600万ドル（約1兆1000億円）、輸入は23．5％増の96億1500万ドル（約1兆3100億円）。貿易収支は15億3900万ドルの赤字で、7月全体でも赤字になると見込まれる。

韓国の対中貿易収支は、1994年8月以降、2022年4月まで27年間余り黒字を維持してきたが、5月は10億9900万ドル、6月は12億1400万ドルの赤字をそれぞれ記録した。

韓国紙・朝鮮日報は25日付記事で、「最大の貿易相手国である中国との貿易収支に赤信号ともる」とし、「中国企業の技術力が大幅に上昇し、韓国企業の競争力に衝撃を与えている。韓国の産業界には『中国市場で金もうけした時代はもう戻らない』という雰囲気がある」などと報じている。（翻訳・編集/柳川）