山東省でも日本風の夏祭りが問題に、ホテル「意味知った後すぐ中止した」―中国

Record China    2022年7月25日(月) 18時0分

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中国で日本風の「夏祭り」が相次いで問題になっている件で、山東省棗荘市で開催が計画されていた「夏祭り」が中止された。

中国で日本風の「夏祭り」が相次いで問題になっている件で、山東省棗荘市で開催が計画されていた「夏祭り」が中止された。

中国メディアの観察者網によると、24日に同市で開催が予定されていたアニメイベント「夏日祭」(日本の夏祭り)が急きょ中止された。イベント主催者の「ND動漫社」は中国版TikTokの「抖音(Douyin)」で謝罪文を投稿。「イベントには日本風の要素は一切なく、中国を侮辱する内容もなかったが、不適切な名称(夏日祭)が付けられていた問題から悪影響を及ぼす可能性があることを知り、いち早く中止した」と説明し、今後「夏日祭」と名の付くイベントを一切開催しないと表明した。

同社はまた、開催場所だったホテル「布衣侯大酒店」も「夏日祭」の意味を知らず、状況を知った後にすぐにイベントの中止を協議したとし、同ホテルを攻撃しないようユーザーらに呼び掛けた。ホテルの担当者は、「イベントの具体的な内容は知らなかったし、『夏日祭』の意味も知らなかった。ネットを通じて知って中止を決めた。私たちも国を愛しているし、私たちも中国人だ。たった数千元(1元は約20円)のために自分たちの名声を破壊するようなことはしない」と語った。

中国で「夏日祭」は「日本の伝統的な祝日」とされており、17日に江蘇省南京市で開催予定だったイベント「夏日祭」は「南京大虐殺があった場所で開催するとは何事か」などの批判の声が高まり中止に。その他の地域についても、日本風の夏祭りが開催されるという情報が次々ネット上で流れ、そのたびに批判が殺到。一部メディアでは「日本のアニメは確かに面白いが、夏祭りは日本の伝統的祝日であり、これはもはや普通のアニメイベントでも文化交流でもなく、文化侵入だ」「多民族の中華文化として広く包容性を有してはいるが、日本の伝統文化である『夏日祭』は国内のどこであろうと開催すべきでない」などの主張が渦巻いている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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