中国版ツイッターの微博（ウェイボー）でこのほど、地図上で日本風夏祭りが開催される中国国内の都市を線で結ぶと日本列島の形になるとの投稿があり、注目されている。

報道によると、中国ではここ数年、各地で日本風の夏祭りが開催され盛り上がっていたが、最近では江蘇省南京市内で今月17日に予定されていた日本の夏祭りを模したイベントが、「85年前に日本の侵略に遭った場所が、85年後には日本風のお祭りイベントを開催する場所になるなんて、先人たちへの冒とくだ」「どの立場から見ても受け入れられない」などと批判を浴び、開催を見合わせている。

南京ではまた、市内の寺に1937年の「南京大虐殺」の責任を問われ旧日本軍のA級戦犯とされた軍人らの位牌が祭られていたことが分かり、インターネット上で批判が殺到し、市が関係者を処分した。

地図上で、開催を見合わせた南京のほか、開催が予定されている山東省棗荘市や広東省韶関市など21都市を線で結ぶと日本列島の形になるとの投稿に対し、「主催しているのは誰だ？」「なぜ中国人が中国国内で日本風の夏祭りを開催するのか全く理解できない。特に南京」「敵は内にあり」「当時の抗日都市も含まれているな」「これは偶然なのか？」などの声が上がった。（翻訳・編集/柳川）