空中アスレチックで10歳男児が落下、男性がつかむもシャツが脱げ―中国

Record China    2022年7月26日(火) 0時0分

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23日、中国メディアの観察者網によると、湖北省の観光地にある空中アスレチックで10歳の男児が墜落する事故が発生した。

2022年7月23日、中国メディアの観察者網によると、湖北省の観光地にある空中アスレチックで10歳の男児が墜落する事故が発生した。

記事によると、同省恩施市の地心谷景区にある空中アスレチックで22日午後、上海から家族とともに現地を訪れていた10歳の男児が誤って転落し病院へ搬送された。男児は腰椎と胸椎を骨折するなどの重傷を負ったものの命に別条はないという。

事故当時の様子を撮影した動画には、踏み板の間隔がかなり開いているつり橋で、板の間に落ちて命綱にしがみつき宙づりになっている男児が映っていた。命綱はハーネスを装着するタイプだったが、男児は板を踏み外した際に何らかの理由でハーネスが体から外れたようで、ハーネスにつかまってぶら下がっていた。側にいた男性が「しっかりつかまって、がんばって」と叫びながら救助しようとするも男児は握力を失い、ハーネスを放してしまった。男性はなんとか男児のシャツをつかんで引き上げようとしたが、シャツが脱げてしまい男児は木が生い茂る地面に向かって落ちていった。その瞬間、周囲からは悲鳴が上がった。

記事によれば、現地当局はこのアトラクションの営業停止とともに、景区全体の安全調査を実施するよう命じた。事故の原因については調査中とのことである。

この件について、中国のネットユーザーは「この命綱があれば普通はこんな事故は起きないはず。どうしてハーネスが脱げてしまったのかが問題だ」「この手のハーネスは脱げやすいって、もう随分前から言われてるぞ」「だから私は高所恐怖症なのだ」「下に木がたくさん生えていたのは不幸中の幸いというべきか」「今の人たちは喜んでお金を出してスリルを味わおうとするけど、こんなの怖すぎるわ」といった感想を残している。

また、救助の際に男性が大声で「がんばって」と叫んでいたことについて「実は緊急事態でもっとも怖いのは口頭救援。なんの役割も果たさないばかりか、大声で叫ぶことで現場の秩序がかえって乱れ、当事者に大きな心理的負担を与えるし、救助者の行動も乱すことになる」と意見するユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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