韓国、日本依存度は減少も中国依存度が大幅増加=ネット「技術独立なんて夢のまた夢」

Record Korea    2022年7月21日(木) 13時0分

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21日、韓国・ソウル経済は「素材・部品・装備の日本からの輸入額の割合が減少した一方、中国からの割合は増加した」とし、「韓国の“素材・部品・装備の国産化”への道は遠い」と伝えた。資料写真。

2022年7月21日、韓国・ソウル経済は「今年上半期の素材・部品・装備の日本からの輸入額の割合が過去10年で最低を記録した一方、中国からの割合は大きく増加した」とし、「韓国の“素材・部品・装備の国産化”達成への道は遠い」と伝えた。

記事によると、韓国の今年上半期の素材・部品・装備の輸入額1300億6700万ドル(約18兆円)のうち日本からの輸入額は200億7200万ドル(15.4%)、中国からの輸入額は380億3400万ドル(29.2%)だった。日本からの輸入の割合は、統計が始まった12年以降、半期基準で最低を記録した一方、中国からの輸入の割合は大きく増加した。

今年上半期の日本からの輸入の割合は、10年前の12年(23.8%)より8.4ポイント減少した。日本依存度は減少傾向にあったが、特に19年7月の半導体材料3品目の対韓輸出規制強化措置後に減少幅が拡大した。専門家は「日本の対韓輸出管理強化以降、韓国に工場を移す企業が増えた影響」と分析したという。

一方、中国依存度は12年の24.9%から今年上半期は29.2%に4.3ポイント増加。特に尿素水不足事態に陥った昨年下半期は29.7%を記録した。記事は「韓国内で手に入らない二次電池の主要原材料だけでなく、中国がコストパフォーマンスに優れた安価な汎用品を販売し、韓国の輸入市場を蚕食しているため」と説明している。

こうした状況に専門家らは「中国への高い依存度が韓国の製造業の生態系を崩壊させる可能性がある」と懸念を示しているという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「日本依存度の減少は文在寅(ムン・ジェイン)政権の一番の功績」「『日本がいなければ韓国は滅びる』と信じる親日派の考えを正せたことが最大の収穫」など、“脱日本”化政策を進めた文前政権への称賛の声が寄せられている。

一方で「日本からの直接輸入は減ったけど国産化は進まず、日本から第3国を通じて輸入しているというのが現実」「日本の海外法人から輸入しているからね」「これも全て、親中の文前大統領の狙い通り」「韓国を中国に従属させるためにわざとやったこと。これで国と言える?」などと指摘する声や、「技術開発をしたのではなく、あちこちから必要な部品を持ってきて組み立てているだけということか。技術独立なんて夢のまた夢」と嘆く声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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