ユニクロ、中国市場での販売下落が止まらず―中国メディア

Record China    2022年7月22日(金) 7時0分

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19日、界面新聞は、ユニクロの中国市場の売上下落が止まらないとする記事を掲載した。写真は中国のユニクロ。

2022年7月19日、中国メディアの界面新聞は、ユニクロの中国市場の売上下落が止まらないとする記事を掲載した。

記事は「ユニクロにとって海外市場最大の支柱と見られてきた中国市場が、新型コロナの中で業績低下し続けている」とし、ファーストリテイリングが今月14日に発表した2022年8月期第3四半期決算で海外ユニクロ事業がアジア・オセアニア地域、北米、欧州(ロシアを除く)において大幅な増収増益となったことで、売上収益が前年同期比13.7%増の8412億円、営業利益が同35.8%増の1327億円と好調だった一方で、グレーターチャイナ地域だけは大幅な減収減益になったと紹介した。

そして、同地域での大幅な減収減益の主要因は新型コロナの感染拡大に伴う行動制限で、3〜5月に上海を中心として一時169店舗が休業を余儀なくされたことであると指摘。ただ、行動制限が緩和された6月より業績は回復傾向にあり、現時点で中国地域の店舗はすべて営業を再開し、8〜9月には新たな店舗をオープンさせる予定であると伝えた。

また、中国国内のコロナ感染状況が落ち着き始めた5〜6月にユニクロは中国で17店舗を新規オープンさせ、店舗数が888店を突破したと紹介。この2年、ユニクロは中国で年間80〜100店舗のペースで新規店舗をオープンさせており、特に地方の小都市や農村市場に力を入れていると説明した。

記事はその上で、東南アジア、南アジアなどがユニクロの海外市場における新たな成長点と見られる一方で、中国は依然として日本に次ぐ2番目に大きい市場であり、中国での業績回復がユニクロにとっては重要であると指摘。決算報告では、22年8月期第4四半期にはグレーターチャイナ地域でも、新型コロナ関連規制が緩和されたことで大幅な増収増益になるとの見込みを示していると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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