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欧米自動車大手ステランティスと中国自動車大手、広州汽車集団との折半出資による合弁事業「広汽菲克」が終了し、ステランティスは今後、中国でジープブランドの輸入販売に注力する。
中国メディアの澎湃新聞によると、欧米自動車大手のステランティスは18日、中国自動車大手、広州汽車集団(GACグループ)との折半出資により中国で「ジープ」ブランド車を生産・販売する広汽菲克(GAC FCA)への出資比率引き上げ交渉が進展しなかったため、アセットライト(資産を軽くする)アプローチを採用するとともに、広汽集団との合弁事業を終了するための議論を開始し、今後は中国でジープブランドの輸入販売に注力すると発表した。
広汽集団も、広汽菲克について、近年赤字が続き、今年2月以降、正常な生産と経営を回復できていないことから、ステランティスと合弁事業の「秩序だった形での終了」について協議していると発表した。
ステランティスは今年1月27日、広汽菲克への出資比率を50%から75%に引き上げると発表したが、広汽集団は「株式構成を変える正式な合意には至っていない」と否定していた。
広汽菲克は2010年3月9日、広汽集団とフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の折半出資により設立。ステランティスはFCAと「プジョー」などを傘下に抱えるフランスのグループPSAが21年1月に経営統合して誕生した。
広汽菲克は、ジープブランドのSUV「コンパス」「チェロキー」「レネゲード」などを国内向けに生産。17年には販売台数が22万2200台を超えてピークに達したが、18年は12万5000台と前年より39%減少。21年は2万400台にとどまった。(翻訳・編集/柳川)
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