中国が開催返上した23年サッカーアジア杯、誘致に執念の韓国に追い風

Record Korea    2022年7月17日(日) 12時0分

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韓国が、中国が開催権を放棄した2023年のサッカーアジアカップの誘致に執念を燃やしている。写真は韓国のサッカーチーム。

中国が今年(2022年)5月までに開催を返上することを決めた23年開催のサッカーアジアカップの誘致に韓国が執念を燃やしている。韓国が力を入れる理由は、自国チームにとって有利な国内開催によって優勝が狙いやすくなるからとの見方がある。中国ではポータル/情報サイトの捜狐などが報じた。

中国が開催を返上した理由は、新型コロナウイルス感染症の拡大だった。代替地としての開催申請について、日本サッカー協会は7月14日までに断念の方針を固めた。日本サッカー協会からは、準備期間の短さを問題視する声などが出ていた。

韓国は同時点までに立候補を表明していた。他の国が二の足を踏んでいるため、韓国で開催される可能性は高いという。中国の捜狐も、日本の立候補断念は、韓国が開催権を獲得する可能性を大いに高めるとする見方を紹介した。

サッカーアジアカップは、第1回大会が1956年に英領香港で開催され、2004年までは4年に1度、開催されてきた。それ以降は07年、11年、15年、19年に開催された。23年の開催は第18回だ。

韓国で開催された1960年の第2回大会は、本大会に出場したのが4チームと少なかったが、優勝したのは韓国だった。しかし韓国でそれ以降は開催されていない。韓国が23年の本大会の誘致にこだわるのは、優勝を「引き寄せたい」からとの見方がある。

22年6月23日に国際サッカー連盟(FIFA)が発表した代表チームのランキングで、韓国は世界第28位だ。アジアカップに出場できる国の中では、第23位のイランと第24位の日本には及ばない第3位だが、ホームグラウンドで戦う場合には、いわゆる「アウェー」として乗り込んでくるチームに比べて極めて有利なので、優勝を十分に狙えるという。そのため、韓国が狙っているのは「自国開催」ではなくて「優勝」と言うべきとの見方も出ているという。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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