米NBCによると、ニューヨークの地下鉄で韓国系女性2人にヘイトクライム（憎悪犯罪）を行ったアフリカ系のデレク・ジョンソン被告（40）が今月13日に起訴された。中国メディアの海外網が15日付で伝えた。

報道によると、ジョンソン被告は今年5月8日、地下鉄ロックフェラー・センター駅で韓国系の女性2人に成分不明の液体を投げつけ、差別的な言葉を叫んだほか、そのうちの女性1人に唾を吐きかけた。騒動の過程で女性1人が転倒し、腕や足、頭部、あごを負傷した。ジョンソン被告は現場から逃走したものの、同27日に逮捕されたという。

マンハッタン地区の検事は「偏見による犯罪がますます増加していることは受け入れられない」と表明。現地の憎悪・過激主義研究センターによると、2021年のアジア系へのヘイトクライムは前年比で339％増加しており、特にニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスなどの都市で増加傾向にあるという。（翻訳・編集/北田）