IT強国の韓国、世界100大ICT企業はわずか2社=ネット「これが現実」「日中を軽視しすぎ」

Record Korea    2022年7月13日(水) 12時0分

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12日、韓国・ニューシスは「韓国は『情報通信技術強国』を誇っていながら、世界100大ICT企業に入った韓国企業は2社に過ぎないことが分かった」と伝えた。写真は中国のサムスン製品販売店。

2022年7月12日、韓国・ニューシスは「韓国は『情報通信技術(ICT)強国』を誇っていながら、世界100大ICT企業に入った韓国企業は2社に過ぎないことが分かった」と伝えた。

全国経済人連合会(全経連)は12日、企業分析データベース「S&P Capital IQ」を利用し、世界ICT企業(時価総額基準)を分析した結果を公表した。それによると、企業数が最も多かったのは56社の米国で、中国(9社)、日本(8社)が後に続いた。韓国はサムスン電子(9位)とSKハイニックス(56位)の2社のみで、インド(4社)、台湾(3社)などのライバル国を下回った。

200大企業まで範囲を広げると、米国が95社、中国が27社で急増し、日本が17社と続く。一方、韓国は5社にとどまった。

また、半導体産業の100大企業(時価総額基準)を見ても韓国は2社だった。最も多かったのは41社の中国で、米国(31社)、台湾(15社)と続いた。日本は3社だった。ただ、韓国企業はSKハイニックス(11社)とSKスクエア(63社)で、SKスクエアはSKハイニックスの親会社で投資企業のため、「事実上は1社のみ」だと記事は伝えている。業種が「技術ハードウェア」に分類されているサムスン電子を加えても、世界的な競争力を備えた韓国の半導体企業は3社に過ぎないとしている。

韓国企業の売上高に対する研究開発(R&D)投資比率は7.4%で、米国(17.1%)、オランダ(15.4%)、日本(13.0%)、台湾(9.5%)に比べ低い結果となった。

全経連は「主要国が半導体に国家財源を積極的に投入しているのに比べ、韓国の状況はやや残念だ」と指摘。「韓国はIT強国と言われるが、世界市場における成績表は異なる結果を示している」「韓国経済のデジタル化のスピードは予想より遅く、ソフトウェア分野の競争力も低い」と懸念を示している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「大企業ばかり後押しし、大企業ばかり育成し、大企業ばかり生かそうとしてるんだから、こうなるのも不思議ではない」「中小企業は永遠に大企業の下請けでしかないという構造と慣行のせいだ」「これがファクトであり現実だということを認めなければ発展できない」「例えば半導体学科を増設するとか、基礎科学の学問から固めていくとか、今からでも底辺の部分から育てていく必要があると思う」「韓国が井の中の蛙(かわず)から脱却するには、サムスンやSKだけに頼らず、革新的な中小企業や中堅企業に政府レベルで思い切った投資を行う必要がある」「韓国は技術と文化を世界に認められたIT強国だが、中国や日本を軽視しすぎるところがある。彼らの基礎科学力や資本力には、まだ韓国は及ばない」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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