宮城県仙台市の中国SNS・微博（ウェイボー）アカウントが「願い事」を募集したところ、フィギュアスケートの羽生結弦関連のコメントが殺到する事態となった。

仙台市のアカウントは8日、「七夕はもともと中国の伝統的な祝日で、奈良時代に日本に伝わりました。その後、伊達政宗が京都から仙台に持ち帰り、今では仙台を代表する祭りの一つになっています。七夕の日には折り紙を使って短冊をつくり、願い事を書きます」と説明した。

そして、「日本では通常、七夕まつりは7月7日に行われますが、仙台では旧暦（8月6～8日）に行います。期間中は仙台市の多くの場所で七夕飾りが飾られ、大変にぎわいます。皆さんが来年、仙台の七夕祭りに来てくださることを楽しみにしています」とつづった。

その上で、「七夕に際して抽選イベントを準備しました」とし、七夕の願い事を微博で3人にシェアすると、その中から抽選で10人の願い事を仙台市公式アカウントがシェアし、シェアされた願い事を書いた人には「特製七夕はがき（5種のうち1枚）」と観光ガイドブック「仙台巡り」をプレゼントすると発表した。

仙台市は羽生の故郷として知られ、同アカウントをフォローしているユーザーの多くが羽生のファンとみられる。中国のネットユーザーからは「ユヅが新しいシーズンも順調にいきますように！」「羽生くんの平穏無事を願います」「ユヅが幸せでありますように」「私たちのユヅがけがなく、楽しく生活できますように」「ユヅのすべての望みがかないますように」「羽生選手が永遠にトップに君臨して輝きを放ち続けられますように」など、羽生に関する願い事が殺到している。

なお、応募期間は7月14日まで。投稿から2時間たたずにすでに200件以上のコメントが付いており、今後も応募は増えそうだ。（翻訳・編集/北田）