火であぶっても1時間放置しても溶けないアイス、ネットユーザーには価格も疑問

Record China    2022年7月8日(金) 20時0分

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1時間放置しても溶けないアイスクリームとして物議を醸した中国の高級アイス「鍾薛高」について、新浪科技の中国版ツイッター・微博アカウントは、価格についても疑問の声が上がっていることを伝えた。

1時間放置しても溶けないアイスクリームとして物議を醸した中国の高級アイス「鍾薛高」について、新浪科技の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは、価格についても疑問の声が上がっていることを伝えた。

中国メディアによると、あるネットユーザーが先日、「鍾薛高」を室温31度前後の部屋に1時間放置しても完全には溶けなかったことを指摘した。ネット上には「溶けないなんて怖い」などの声が上がったが、カスタマーセンターはこの問題に「アイスは溶けるとどろどろした状態になる。粘度を高めるために少量のカラギーナンなどを添加している」と説明。また、ある食品メーカーの責任者も「室温31度で1時間放置すればすでに溶けた状態にあるが増粘剤などの成分のために比較的良好なとろみを保つことができ、一見溶けていないように見える」と紹介し、「正規のルートで購入するアイスはどれも検査を経ており、増粘剤や乳化剤などの添加物が人体に影響を与えることはない」とコメントした。

「鍾薛高」をめぐっては火であぶっても溶けない様子を紹介する動画もあり、新浪科技は6日、「あぶるなどの方法で品質を判断するのは非科学的」とメーカーが反応したことを伝えると同時に、ネットユーザーからは「なぜ溶けないのか」「なぜそんなに高いのか」との声が上がっていることを説明。「経済は今、下降サイクルにあり、もともと裕福でない若者にとって高価なアイスの出現は間違いなく『泣き面に蜂だ』」とし、8日の投稿では「1本十数元で売られる価値はあるのか?」と述べて「『鍾薛高』のベーシック商品の生産コストは3~5元(約60~100円)。輸送費などを加えるとおおむね4~8元」と分析されていることを紹介した。ブランド全ラインの平均粗利率は同業大手より高い60~70%という。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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